
作品名
俳句
作家名
絵 高井几董 賛 松村呉春
作家略歴
高井几董【たかい・きとう】
生年: 寛保1 (1741)
没年: 寛政1.10.23 (1789.12.9)
江戸中期の俳人。幼名は小八郎。
別号は晋明,高子舎,春夜楼,春秋庵,三世夜半亭など。
京都の人。
父几圭の導きにより俳諧に指を染める。
20歳のときに父を失い,30歳で与謝蕪村に入門。
蕪村は,師早野巴人の夜半亭を継承するに際し,
巴人門の先輩几圭の遺子几董に
いずれ夜半亭号を譲渡するつもりであった。
以後,蕪村を補佐して中興期俳諧の絶頂期現出に貢献。
ことに『あけ烏』『続明烏』『もゝすもゝ』などの書は,
その実力を十分に示す。
蕪村没後,天明4(1784)年追悼集『から檜葉』を手向け,
『蕪村句集』を編んだ。
ほかにも著書は多いが,
蕪村入門当初から終生記録しつづけた『几董句稿』は,
夜半亭一門の動静を伝えて貴重である。
松村呉春【まつむら ごしゅん】
画家。四条風の開祖。
名豊昌・春・月渓、字伯望。
称嘉右衛門・文蔵。壮年の頃呉服村酒造家に寓し、
呉春と改め大西酔月を師として、のち蕪村について画を修め俳諧をよくする。
蕪村の歿後は応挙の画を好み弟子にと請うが応挙は固く辞し、
親友として画学を研究し写生を勉強して終に一家をなす。
文化8年(1811)歿、60余才。
商品詳細
表具176.5×37 画寸100×27
紙本