山水自画賛
北向雲竹
江戸前・中期の書家。京都生。姓は初め林氏。野田氏とも。名は観・正実・忍、別号に渓翁・太虚庵等、通称は八郎右衛門。書を藤木敦直・春深房道朝に学び大師流をよくし、特に細楷書に巧みであった。また、篆刻・和歌・俳諧を得意とした。弟子に松尾芭蕉がいる。元禄16年(1703)歿、72才。
軸寸(軸先まで)126×90 画寸(紙本)29×88 箱=合箱